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脱物語を物語る

自分の創作、姿勢と現状のメモ

〈無垢な欲望と最終目標〉
私のなかに静かに燃える欲望の炎、リビドーが出発点。
①リビドーを創作の源として発露する
②鑑賞者に影響を与える
③鑑賞者を通過したエネルギーが新たな形で生成される
④その変容と拡散がこの世界で連綿と繰り返されること

※「真似するな・引用するな・作ったのは俺だ」などというエゴは一切不要。

〈物語への違和感〉
人間を含むこの世界は物語では表現しきれない。全身体的な生命活動や、世界の複雑さが常に背景に存在する。何気ない呼吸でさえ無数の要因の上に成り立っている。登場人物たちの意志や意識、行動が世界のすべてであるかのような物語の成り立ちには違和感を覚える。

〈アプローチ〉
私の創作では伏線の回収といった読者への配慮よりも、「分からないけど面白い」体験を重視したい。無闇に文脈や因果を排除するのではなく、新しい形で脱物語のようなものが作れないか。たとえば神話や伝承のように。それらは物語の祖でありながら、現代の物語性を超越している。

〈現状と課題〉
理想の表現にはまだほど遠い。現実を多面的・多層的に塗りかさねてみる、あるいは世界から切り取ったさまざまな断片を再構成してみる、などの手法を試行錯誤。実際のところ、あばれるリビドーと律しようとする手法のあいだで気持ちは揺れる。

…そんなことはどうでもよくて、好きに気ままにやればいいのかもしれません。
「お前の作るものなど、作る姿勢など、だれもなにも気にしちゃいない」
おそらくその通りでしょう。せめて誰か一人だけでもいい、見守ってもらいたい、話してほしいと思います。作品は鑑賞者がいて完成します。
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